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身体は正直に教えてくれる

以前、思い当たる原因がないのに繰り返し「蕁麻疹」が出て困っている、というお話をされた方がありました。
食べ物や物理的な刺激など、明らかな原因や誘因はないはずなのですが…と病院では相談してみたのですが改善せず困っている、と。

私は、その方を苛立たせる何か(というか、おそらく “誰か” )が日常的にあって、それに対するアレルギー反応が限界を超えたとき、それが蕁麻疹という形で出るんじゃないか…と思い(蕁麻疹というのはそういうものなのです)、その辺のことについてお尋ねしたり一緒に探ってみたりしました。
結局ある人物に対して、膨大な量の感情を抑圧していることに辿り着いて、その辺りのケア、ヒーリングを施させてもらったのですが、今もときどき、身体に出る “理由の分からない反応” に困っている、というご相談があります。

ご本人は「理由もなく…です」「原因不明なのです」とおっしゃるのですが、それはその「原因」と「症状」に因果関係があるとは全く思っていない(あるはずないと思い込んでいる)から分からないのですね。

「身体は何でも知っている」「身体が教えてくれる」という言い方がありますがその通りで、何であれ肉体的な症状は、こころの状態を映していますし、弱い部位、トラブルを起こしがちな箇所がある…という人は、そのことは身体が送ってくれている信号、メッセージとして捉え、生かすことができます。

「自分の気持ちがよく分からない」という人は、身体の症状、身体の変化に注目するようにするとよいです。
誰々に会うとぐったりと疲れる、とか、肌荒れが酷い、とか、食欲がない/暴飲暴食をしてしまう、とか、眠れない、とか、涙が止まらないことがある、とか・・・。
それらを “特に原因はない” なんて言ってはだめで、微かなものであっても そういう変化や違和感には、気づけるようにしたいです。

身体が教えてくれることというのは見逃しやすいですが、じつに正直で的確なものですから、ちゃんと耳を傾け 心を寄せて、理解できるよう、日常的に意識しましょう。とっても大事なことです。

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