セッションの中で、「上品な人」の話になりました。
“上品ぶった” イヤな人が職場にいる、というお話から、本当に上品な人って、どういう人でしょうね・・・と。
身なりが整っている、いつも姿勢がいい、綺麗な言葉遣いをする、常識やマナーを心得ている、物を大切にする、行動が洗練されている、心に余裕がある、思いやりがある・・・と挙げていくうちに、お客様も私もそれぞれに、自分が知っている「上品な人」を思い浮かべ、その人の話をしたりもしました。
「上品な人」のことを語っていると、なんだかとても気持ちが穏やかになるし、少々背筋が伸びる気がするし、優しい気持ちになりますね、とお客様が言いましたが、そのとおりですね。上品な人の纏っている氣というのは、穏やかですが高波動ですから、その場の空気を整えて、上げて、人を安心させます。一緒にいるといいことがある、そんなかんじがありますね。
私の知っている、かつて勤めた会社にいた一人の先輩女性が、ほんとにそんな人でした。
言動の一つ一つが丁寧で美しく、決して人を責めたり攻撃したり貶めたりせず、何かを意図的にやらなくても、その人の微笑によって、その人の居る場は清らかで安全な場に変わっていく・・・ということがありました。
また、人との境界を踏み越えず尊重できる、というところは特に、私が尊敬、信頼していたところでした。
別に “テンネン” というわけではないんだけれど、たとえば職場に争いや諍いがあっても、それに気づかないことが多い・・・というところのある人でしたが、いま思うとあれは、我々とは違う、はるか上の階層にいたせいで(物理的には一緒にいても)、”見えていなかった” “関係がなかった” のかもしれません。
あのような人でありたいな…と思いましたが、品格というのは内面の成熟度が外側に表れるものですから、あの方のようになるには経験を積んで心を磨いていく「時間」が必要なものなんだろう…ということもわかりました。
とにかくその女性のような「上品な人」になるには、地道な体験を重ねていくしかないんだろうな、と、20代だった私には、遥か遠くに輝く星のような存在に思ったものでした。
レベルの高い人と一緒にいると、具体的な学びや直接的な関係がないとしても、”エネルギーを浴びる” おかげで かなりいいことがあります。もしそんな人とのご縁があったら、逃さず大事にしてみてください☆
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