【臨時休業のお知らせ】
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臨時休業期間：７月１９日（金）～７月２６日（金）

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昨日の朝ドラ『虎に翼』･･･、録画を１日遅れで見ました。

花江ちゃん（寅子の兄嫁で女学校の時代からの親友）の発言がきっかけで、自分と家族の間には溝があるのだということを知ることになった寅子でしたが、寅子は、女性初の弁護士で今は判事補になり活躍し、大忙しだったのですよね。海外視察に雑誌の取材にラジオ出演･･･。一家の大黒柱としても本当に頑張ってきました。

だから気づけなかったのですね。家族も愛娘の優未も、自分に気を遣い 言いたいことを言えなくなっており 本当の姿を見せなくなっていただなんて･･･。
弟の直明は、「私の何がだめだったのかしら･･･」と問う寅子に、だめなんかじゃないけど「些細な『ん？』みたいなズレ」が積もって、気づいたときには「とんでもないおかしなこと」になっていた、と答えました。

優未がテストの点数３１点を８４点に偽装したときも、ちゃんと解答用紙を見れば見破れるものをろくに見ないで「間違えた部分はきちんと復習するのよ。そしたら次は１００点だから」と言ったんだよ、と思い出させ、
「優未は、顔色を窺って、ズルしてでも、いい子のフリをしている」けれど、「それはお姉ちゃんが優未に求めてきた」ことでしょう？と。
一度は「そんなつもりはまったく･･･」と否定する寅子でしたが、「手のかからないお利口さんを求めてなかった？」と重ねて聞かれ、返す言葉もないのでした。

仕事上も、不成立に終わった離婚調停の依頼者女性から「恵まれた場所から偉そうに･･･。あんたみたいなやつが一番腹立つ」と刃物を向けられたり、自分に憧れ慕ってくれていると思っていた女子学生から悪口を言われているのを聞いてしまったり･･･と、さすがに参ってしまう寅子でした。

一生懸命、仕事に励み家族を養ってきた寅子に、ひとつ大きな挫折体験がやってきたことが描かれました。
「そんなつもりはまったく･･･」と一度は否定した寅子ですが、”そんなつもりはなかった” としても皆のことを解っていなかった。でも、それを受け止めることができれば、寅子のことです、きっと大いに反省し、これから家族としっかり向き合おうとすることでしょう。

昨日のこの回は、寅子、娘の優未、両方に心当たりがあって胸の痛んだ人は多かったんじゃないかと思います。
親の方は、一生懸命やっているつもりだし、子どもの心をいつも理解しようとしているかと言われても、余裕がないからそうもいかない。
子どもの方は、噓をついてでも 親から いい子 だと思われようとする。

どちらも、わかる。
なんとも切ない「親と子それぞれの思い」でした。