誰かから酷いことを言われた、というときに、その場で即座に言い返せなくて、あとになって「どうしてあのときその場で言い返せなかったんだろう」「あそこで言い返せてたら、こんなに不愉快な思いを引きずることもなかっただろうに・・・」って、そんなふうに思う・・・。
と、そういうお話をお聞きして、あぁ、自分にもそういうことはあったなぁ、昔は結構・・・と我が身を振り返りました。
ふつうにキッパリ言いたいことを言い返せばいいのに、大して気にしていないふうな変な微笑を浮かべて去ることもあったし、そもそも言われたことそのものに衝撃を受けてしまって、内容を開封、吟味するのに時間が必要だった…ということも。
お客様も、そうなんです、同じです・・・と。
でも、その場で言い返せず時間が経ってから「今からでも言い返してやりたい。何を言おうか? どんなふうに言ってやろうか?」って考えてみると、その内容って、怒りでコーティングしたキツいものになってしまうだろうし、私の場合などは、言いたいことが十分に整理されるに留まらず、言葉と言い方を練りに練ってしまって、きっと “10倍返し” みたいになってしまうだろうな(我ながら怖い・・・)と思うんです。
そして、こうも思います。その場で言い返せなくて、持ち帰って、いつまでも嫌な気分を引きずったとしても、仕事とか家事とか趣味とかに注いで気分を変え、美味しいものを食べたり、好きな人とおしゃべりしたりするうちに、気づいたら「あ、なんか溶けたなぁ・・・」ってなる。そうなったら、あのときは何も言い返せなくてよかったんだろうな、って思える。・・・そっちの方がいいよね、と。
いや、来た球は即座にバッシーーン!と打ち返しちゃった方がいい・・・ということも、ときにはあると思いますが。
そもそも、どんな状況であれ、相手が怯んだり衝撃を受けて黙ってしまったりするほどの酷いことを言っちゃう人には、(お仕事上など、つきあうしかない、仕方がない…ということもあるかもしれませんけれど)、関わる必要がないんですよね、わたしの人生に用がない。
そんな人に対して、言い返すことで “やり返せた” “勝った” かんじにできても、長いスパンで考えたら、やっぱりそのことに意味はないのあなぁと思います。
やっぱり、なんでもその場で言い返せればいいってもんでもないですね。それより、自分の心が受けた衝撃・ダメージを、自分がちゃんと理解できること、自分で自分の心を整理して回復を図り “おしまい” にできること、そっちの方を大事にしたいですね。
それができたらあとは、その相手から受けた言葉やその相手そのものを、ギュッと丸めて火をつけてバーーン!と打ち上げて遠くへ飛ばしてしまうことです。
これは、ふざけて言っているわけではなくて、ひとつのスキルとして在ります。おススメです。
詳しくお聞きになりたい方は、お教えしますのでセッションにてお尋ねください☆
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