BLOG

そういう「設定」、そういう「仕込み」だったんだな、と

【年末年始のお休みにつきまして】
年末年始は以下の期間お休みさせていただきます。
年末年始休業:12月28日(土)~1月5日(日)
新年は 1月6日(月)より営業を開始いたしますのでご利用くださいませ。
お休み期間中も、お問合せ、ご予約申込みなどのメールへのお返事はいたしますので、ご遠慮なくお送りください。
また、現在カウンセリングをご継続中でお急ぎのご相談がある方は、上記期間中であってもリモートにてセッションを承れる枠がありますので、お気軽にお問合せください。

前回書いた記事「「詫びること」「感謝すること」は “子ども” には難しい」を読んだお客様お二人から、感想メールをいただきました。
お二人とも、自分も親から詫びられたことも感謝の言葉をもらったこともなかったけれど、それが親の人としての未熟さ、幼さゆえだったんだと思ったら、脱力もしたけれど楽になった、ということを書いてくださっていました。

「私は親から褒められたことがありません」という人も、お客様には多いです(私もそうです)。
親から褒められないで育てば、そりゃ自己肯定感が育たず、自信のない人になってしまうよね・・・ということは多くの人が理解していることでしょうけれど、
「謝られない」「感謝されない」も、幼いころからずっと当たり前だったら 子どもはどう育つのだろう…と考えたら、それもまた大変な体験と言ってよいと思います。意図的、積極的な虐待ではないから見逃されがちかもしれませんが、その影響は大きいと思います。

〈幼い私〉が何かを表現したとき、訴えたとき、一生懸命考えて行動したとき・・・、それらに対して親には、心を込めて「褒める」「感謝する」「詫びる」ことをしてほしいです。
その確実な反応や働きかけの連続は、子どもの心を潤し、元気づけ、救い、「私は私を、思ったように生きていい」「私は私でいい」「私は無条件に愛される」という、その人を一生に渡って支える、とても大事なメッセージになるはずだからです。

そう考えると、自分の親が、褒めない、感謝しない、謝らない・・・そういう人であった、というのは、なかなかにきついですね。
でも、きついけれど、もう大人になってしまった自分の、つきまとう影みたいなものや、不足しているもの、そして本来の自分の姿や どう生きていこうかという意思について、自分で探って自分で理解するしかありません。

褒める言葉 や ありがとう や ごめんなさい なんて、お金もかからない簡単なものなんだから、ふんだんに与えといてくれたらよかったのに…と言いたくもなりますけど、そこはそういう「設定」、そういう「仕込み」だったんだな、と認めて受け入れるところから・・・なのでしょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP