【年末年始のお休みにつきまして】
年末年始は以下の期間お休みさせていただきます。
年末年始休業:12月28日(土)~1月5日(日)
新年は 1月6日(月)より営業を開始いたしますのでご利用くださいませ。
お休み期間中も、お問合せ、ご予約申込みなどのメールへのお返事はいたしますので、ご遠慮なくお送りください。
また、現在カウンセリングをご継続中でお急ぎのご相談がある方は、上記期間中であってもリモートにてセッションを承れる枠がありますので、お気軽にお問合せください。
昨晩の最終話は、リアルタイム視聴したのですが、今日は一日じゅう、何かの隙間にドラマのことを思い出し、電車の中で、車の中で、いきなり瞼の裏がガクンとなったりして・・・、ドラマの余韻に満たされていた一日でした。
鉄平はどうして、島を脱出して以来一度も、朝子に会わなかったのか、会えなかったのか・・・、そのことを思いながら見守った最終話でしたが、なるほど、そうだったのか・・・と。
鉄平は、リナと誠を守るため、大事な人たちを守るため、罪を被り、逃げ続け、転々としながら最期まで、独りで過ごした人生だったんですね。
終の住まいとなった家は、庭には「一緒に植える」ことが叶えられなかったコスモスの花を一面に咲かせ、その先には海越しに帰れなかった端島が見える・・・、そういう家だったんですね。
運命を受け入れて、意志を貫き人生を全うした、強く優しく美しい鉄平という人の人生を想像し、泣きました。
それから、もうこの世を去っていた鉄平の生きざまと自分への思いを、いづみさん(朝子)は知ることができました。
あの、鉄平の現れなかった待ち合わせ場所に “今もいる” という朝子を、朝子が玲央に引かれて “迎えに行った” シーン。
8年前に他界したとういう鉄平が、晩年端島を訪れ、ほんとなら結婚して二人で暮らすはずだった端島の集合住宅(の上層階、所帯を持つ人用の部屋)に、渡せなかった手作りの花瓶(朝子が欲しいと言っていたギヤマン)を置いてきていた・・・。それを朝子が知ることになったというのにも、泣かされました、相当。
和尚の言った、人は過去にも未来にも生きられない、だから「今に最善を尽くすこと」、「よかこともわるかことも全てを抱えて一生懸命生きていく。それが人間たい」という言葉が沁みます。
また、脚本の野木亜紀子さんは「幸せな思い出も、辛い過去も、罪も。私たちの営みは必ずどこかへ辿り着く。私たちは未来に何を渡せるのか」と書いてらっしゃいました。
私たちは、知らず託されているし背負ってもらっているかもしれないし、知らず誰かに何かを手渡し繋いでいる。
そのことを繰り返し思い、またひとつ忘れられない名作ドラマに出会えた幸せを思った一日でした。
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