「怒り」に関するご相談というのは、いつでも とても多いです。
その理由やレベルは様々です。
何かの列に並んでいたら割り込まれた、とても失礼な物言いをする店員がいた、というもの、
忘れたいと思うのに忘れられない積年の恨みを伴う怒り、
理想や夢に近づけない今の自分に対する怒り・・・。
身体のこの部分で、こんなふうに感じていて不快なのです、という様々な表現もあります。
「頭」にドカーンときた、
「喉」に硬いものが ずっと つかえたようになっている、
「お腹」に熱いものが とぐろを巻いたようになっている、
「背中」に正体の分からない重いものが張り付いているようだ・・・。
昨日は「眉間」に怒りが溜まっているかんじがする・・・というお話がありました。
眉間に溜まっているように感じる怒り・・・というのは、目の前にいる ”ろくでもない人” に 静かにジワジワと抱くことが多いです。能力の低い上司とか サボってばかりいる同僚とか 頼りない夫とか 細かいつまらないことばかり言ってくる姑とか・・・、しょうもないな、と思うけれども、言っても仕方ないんだろうな、やれやれ・・・、そんなふうに思うことが眉根を寄せさせ、言わずに済ませている怒りは、静かに少しずつ、眉間に溜まっていく・・・。
眉間に怒りが溜まっていくと、その場所ゆえ、脳の左右の連絡が捗らなくなったり、詰まりが起こるので視野が狭くなって物事の見方や判断が硬直してきたり、安眠がしにくくなったり・・・ということになっていきます。
陰険で怖い人、というイメージを周囲の人から持たれることになっていくこともあるでしょう。
まぁ、いいことありませんね。
気づけば眉間に皺が寄っている、眉間の皺が深くなってきた気がする、眉根のあたりが凝っているのがわかる・・・、そんな人は、意識して眉間を緩め、広げることを、繰り返し意識しましょう。
感じた怒りは小まめにリリースすることと、心が緩んで癒されるような可愛いものや美しいものを、積極的に生活に取り入れていく、ということを心がけて過ごすことをお勧めします。

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