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「おさらばえ」再び

NHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』。
幼馴染の花魁、花の井 あらため 五代目瀬川(演:小芝風花さん)への思いに気づいた蔦重(演:横浜流星さん)でしたが、吉原の引手茶屋の下男/貸本屋 が 花魁と一緒になれるはずもなく・・・。
2日放送の第9回では、蔦重と瀬川の叶うことなく終わった恋が描かれましたが、哀しかったです、胸、痛みました。

吉原の遊女たちが正式にその門から出られるのは、身請けをされるか年季明けとなるかしかなかったわけですが、遊女の多くは性病に罹っており、平均寿命は20代前半だったとか・・・。多くは生活困窮した親に売られた彼女たちですが、その待遇は酷いものだったようです。

ずっと蔦重を思い続けてきた瀬川が、蔦重から「俺がお前を幸せにしてえの!」と言われたこと、「足抜け(かけ落ち)」を考えてくれたこと。そのことだけで、その思い出だけで、一生を生きていかれると言って、蔦重と一緒になることを諦めたと告げるシーンがありました。

愛しい人との一瞬の恋の思い出ができたのだから、それを支えにして生きていく。
吉原の価値を上げるために、花魁が幸せになる姿を遊女たちに見せるために、そして蔦重の未来を守るために、自分のさだめを生きる。
そう覚悟したのだろうな…と思われる、凛とした美しい表情でしたが、切なすぎて泣きました。

次回予告に、瀬川の声で「おさらばえ」と言っているのが聞こえました。
「おさらばえ」は『JIN -仁ー』で花魁の野風(演:中谷美紀さん)が大門をくぐって出ていくときに言った言葉でした。嗚呼・・・。

じつは私には花魁の過去世がありそうだということを、何人かの人に言われたことがあります。
透視のスクールに通っていた当時、『JIN -仁ー』の完結編を放送していたのですが、私は女郎屋に尋常じゃなく反応してしまう、野風さんの「おさらばえ」で ばかみたいに泣いた、とスクールで話したことがありました。
そのとき複数の人から「遊女の悲しいエネルギーがまだまだ残ってるね」と指摘され、なるほどどうりで…と納得して、せっせと浄化に励んだ、という・・・。
でも今回『べらぼう』でもまた異常なほど泣いているので、過去世のヒーリングも まだまだ だったのだな…と思い知らされた次第です。

“なぜか心が強く反応してしまう事柄” が、魂に刻まれている記憶を教えてくれることがあります。
あなたにも、そういうものはありますか・・・?

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