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「正解」より自分の「納得」 【お客様のおたより】

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郷家さん
先日はどうもありがとうございました。
あの後よく考えて、夫にも勇気を出して打ち明けて話し合って、結局、キャンセルすることにしました。
優柔不断で、過剰に人に気を遣い、空気読みすぎというか空気に容易に飲まれてしまうこの私が、よくこのタイミングで「一旦全部白紙に戻そう」と決めて、それを夫にも関係者にも伝えられたものだなと、ちょっと呆気にとられ、また感心しているところです。
これは、いつも郷家さんが、「自分の人生ですよ」「そつなく上手にやりきったとて、ですよ」と、繰り返し(口酸っぱく!)言ってくださっていたおかげです。
ほんとうに今回は、よく考えたのです。よく考えることを自分に許してあげられたと言いますか、気が済むまで自分の頭で考えて答えを出さなきゃだめだよ、と、自分に言ってあげることができたのです。異例中の異例です。
今回、自分で答えを出して、それをきっぱりと言ってのけ、やってのけ、せっかくの話を無しにして、それで思ったのは、自分はいつも、その場その場の他者都合の「正解」を選ぶことを良しとしてきたけれど、そんなことよりほんとうは、自分の心が「納得」するものを選んで、それによって行動していくということをしたかったんだよね、ということでした。
いろいろな損失があったし、もしかしたら後になって後悔することになるのかもしれませんが、いま味わっている清々しさと、新しく芽生えた勇気や力強さは、本物だと思うので大切にしていきたいと思いました。
郷家さんのことだから、じつは分かっていて黙って見ていてくださったんじゃないかとも思っています。そうであってもそうでなくても、いつも大事な気付きをくださって、どうもありがとうございます。また頑張ります。

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お客様からのおたよりを、許可をいただきご紹介しました。

Yさん(30代女性)。
時間をかけて進めてきた あるプロジェクトを、勇気を出して取りやめた、というお話でした。
一生懸命、時間とエネルギーを注ぎ込んで進めてきた計画、しかも単独のものでなく、ご家族やご友人を巻き込んでのものを、いよいよ…という段階になって「やめる」というのは、無理をして「進める」ことより、大変なことだと思います。登山でも、引き返すことは難しいと言いますよね。

Yさんのなかには、実現できたらそれはそれは素晴らしいそのプロジェクトについて、ある時点から「違和感」「引っかかり」が生まれていたのです。それは確かなものではなかったし、他人の力も借りながらのものだったため、”見なかったことにして” 進めてきたそうです。

もちろん私にも、答えが分かっていた、などということはありませんでしたが、Yさんの「違和感」は、無視してはいけない気がしていました。その結果がどうかということより、その違和感を放置して進むのは お勧めしないなぁ…というかんじだったので、そうお伝えしていました。

自分の外側にある「正解」を選択することより、それによって世間から見た「成功」を手にすることより、自分が「納得」できる道を選ぶこと。
それは何よりであるはずですが、「選択」「決断」のときに、自分の外側ではなく、自分の中にいる《私自身》の発している声に耳を傾け、それを尊重することって、なかなか難しい。
でも、それが当たり前にできるようになることは、じつは最も大切なのだと思います。
難しいけれど、ひとつひとつ練習をして、成長していけたらいいと思います。

それを望んで歩いていこうという人を、天が応援しないはずがないのですから、Yさんには、何も恐れず、自分はツイているのだと信じて、進んでいってほしいと思います。

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