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差し出しても減るものじゃない、ということを・・・

私は人に対してケチくさくて意地悪だ、とおっしゃるお客様とお話しして思ったこと。

「ケチ」とか「意地悪」とかって、”自分の分が足りなくなる” ことを不安に思ったり、”自分のものを奪われる” ことを脅威に感じたり・・・ということのためだと思うのですね。

優しい気持ちで親切にできないのも、誰かの成功を喜べないのも、つい足を引っ張ってみたり攻撃したり、妬んで悶々としたりするのも、自分には足りない、自分は満たされていない、不十分だ、ということのためでしょう。

何が足りないのか?と言ったら、それはやっぱり、自分は大丈夫だ、という感覚でしょう。
小さいときに、心の容れ物に親からの愛情や温かいものをふんだんに注がれ、いつも満タンになっていた人は、その後ずっと、困っている人弱っている人に、自分の持っているものを差し出して分けてあげられます。
心の容れ物が大きいし、その中を満たしているものが、たとえ一時的に減ったところで、それはすぐに 戻ってくることを知っているからです。
無くなるものじゃないから差し出せるんですよね。ケチなことも意地悪もしない。する必要がない。

いいですよね、「循環」を知っていて何も心配していない人。優しい人。他人の喜びが嬉しい人。

もし、私はそんなふうじゃないなぁ…と思うなら、まずは自分の心の容れ物の大きさや 貯められているものの質と量を、確認してみたらいいと思います。
きっと十分だとは感じられないと思いますが、そこは嘆かず否定せず諦めず、癒して修復していきましょう。その過程こそが自分の人生の大切なお題なのだと思って。

少しずつ、「満たされていて十分な人」「分け与えても減らないから大丈夫だ、ってことを知っている人」に、なっていかれたらよいですね。

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