誤解を招く言い方になってしまうかもしれないですが、
これまでに出会った友人、知人を思い返しても、うつ状態に陥る人(陥りかけた人)というのは、「自分のことばかり考えている人」だったなぁと思います。
すごく耐えていたり、とっても頑張っていたり、とにかく大変そうだから仕方がないんだけど、ほんとに周りを見ていなくて、「自分は辛い」「自分が悪い」「自分って いったい…」って、自分、自分、自分・・・自分のことだけ。
自分の内側にどんどん落っこちていってしまってエネルギーを循環させられなくなっているし、とにかく視野も狭すぎるので、何も見えなくなっている。
周囲にあるもの、そばにいて何かしてくれている人に 感謝できなくなっていると思います。
この「感謝」はもちろん、礼儀の話ではなくて、ありがたいなぁって思えなくなっている、ということです。
“ありがたい状況” なんか無いから うつ状態になるんだよ、と言われてしまうかもしれません。
そう思うのは無理もないことだとは思うのですけど、やっぱりそうじゃなくて、
”自分ばっかり” な態勢を取ってしまって いろいろな動きを止めて 狭~いところでどんよりとしているから、ほんとは “ありがたい状況” はあるのに、そう感じられなくなってるんだと思うんです。
「ありがたいなぁって思えているかどうか」って、自分が健やかかどうかのバロメーターと言えそうです。
何かや誰かに対して ありがたいなぁと思えなくなっているとき、
じゃあ、他人には感謝できていなくても 自分という存在には感謝できているのか、自分のことだけは大切にできているのかと言ったら、それも できていないと思います。
ではどうしたら 鬱々としてしまう状況に陥らずに、元気で、幸せでいられるのかという話ですが、
基本になるのは、ご自分独自の「センサー」をしっかり使って幸せを感じ取り、それを尊重して活動していくことだと思います。
快・不快、好き・嫌い、嬉しい・悲しい・・・、これはほんとに人それぞれですが、あなたにとってのそれを、ちゃんと分かっていて大事にできること。
どうだっていいや、まぁいいや・・・って めんどくさがらない、粗末にしない。
それが上手にできる人で うつ状態だっていう人っていないでしょう。
自分を大切にできないから満たされなくて、自分が満たされていないから周囲のこと、他人のことに気づけなくて、気づけないから感謝もできない、あぁどこにも救いがないなぁ、絶望しちゃうなぁ・・・。
そういうことなんだと思います。
私たちは、世界というか宇宙と、切り離された状態でぽつんと居て、幸せではいられないはずなんです。
小さなことでも、細かい話でも、とにかく自分に起こることに ”気づいて” “大切にして” 、毎日の、肉体を使った活動にいそしんでいくこと。
大層なことでなくてもいいんです。今はこれ、と思ったことに集中して、泥臭く、泥臭く、続けていく。泥臭く…なんて馬鹿みたい…って思わないで。
自分で決めて自分の好きにしたとき(頭のなかだけじゃなくて実際に身体を使って活動したとき)限定で、人は自分を労わったり褒めてあげたりが上手になるし、「満足」がやってくるものだと思うんです。「成果」とか「評価」とか「未来への不安」とか、そういうものは脇っちょへ散っていくことでしょう。
そして、これでいいんだな、という感覚を掴むと、「幸せを感じるセンサー」の感度が上がっていく・・・。
あぁ自分は生かされてるんだな、ありがたいことだなぁっていう感覚もやってくることでしょう。
そこまでいくと、そこからはもう、いろいろあっても平気だし、楽しくなるばかりだと思います。
“鬱々と淀んで落ち込んだままになる” ことは まず なくなるでしょう。
うつ状態を脱して健やかでいるには、
自分の外側にあるものを いっぱい受け取って、自分の内側にあるものを いっぱい取り出して放って・・・という「循環」が大事、
自分と外の世界との「つながり」の確かさに気づいていることが大事、
という話でした。
