他人にすぐに腹を立てたり断罪したりする人はきっと、人のサンプル数が少ない

他人の過ちや矛盾に やたらと厳しく怒る人・・・というのがいます。
「あんなことするなんて許せない!」「ほんとに酷い人間だ」「この間と言ってることが違うじゃないか」「痛い目に遭うといい!」と、しょっちゅう怒っている・・・。

こういう ジャッジ好き、批判好き、断罪好きな人を見ると私は、大変そうだなぁ・・・、人に詳しくない(人ってものをまだよく知らない)んだろうなぁ・・・と思います。

己の道を懸命に歩いていて、自分が持っている尺度、ルールから外れている人が、どうにも不愉快なんでしょうけど、狭いし 幼いな、と感じます。

赦せない人がたくさんいる…という人は、”人間のサンプル数” が少ないのかもしれません。
少ないもんだから、自分の少ない経験の中の少ないデータに照らして、そこから外れている人(自分から見たら “異常” な人)が許容できないんでしょう。

そのまま清々しく(?) 人に対する許容値を低く保ったまま人生を行くのも自由なんですけど、私は、せっかく いろいろな人と出会うチャンスをもらって生きているのだから、誰かの何かの言動を、いきなり否定したり弾いたりしないで、「なるほど、こういう人もいるんだなぁ」「人って、こういうものなのかもしれないなぁ」って、少しずつ “OKな人”、”まぁまぁOKな人” を増やしていけたらいいんじゃないかなと思います。

一昨日、孫娘2人(4歳と2歳)を預かったのですが、
お絵描き や ぬり絵をするのを見ていたら、4歳のAが「ばぁば、もっとたくさんの色のクレヨンある?」と言うので、「クレヨンはそれしかないけど、36色のクーピーペンシルがあるよ」と言って渡してやったら、「わぁ☆いろんな色あるー!楽し~い!」と喜びました。

「Aちゃんはもうすぐ5歳だから、たくさんの色 使うの。Mちゃんはまだ2歳だから、ピカチュウの黄色とホゲータのオレンジ色だけでいいの」とも。

・・・なるほど(笑)

2歳の子は数色のクレヨンしか使わないけど、5歳の子は36色の色鉛筆を喜ぶ。
・・・これ、大人だってそうですね。10色で十分な人もいるし、100色を使いこなして表現する人もいて・・・。

他人のことを「あの人は黒だ!」「暑苦しい赤い人」「あの人はハッキリしない濁った色の人」みたいにしか見られない人もいるし、
「優しい桜色のイメージの人だけど何か抱えてそう」「あの人、今日は群青色に覆われてるかんじだけど、いつもは清らかなスカイブルーを見せてくる人」「仕事で闘うときは深緋色だけど、仕事を離れると楽しい黄緑色やサーモンピンクを出してくる人」みたいに、他人を多面的に柔軟に繊細に見て表現できる人もいるんですね。

人にはそれぞれ、基本の色があって、それは時と場合で変化するし、いろいろな面を前に出したり後ろに引っ込めたりするものですよね。

他人に対して鷹揚に構えて出会い、本を読み、映画を観て・・・、いろいろな人間の存在を知れば知るほど、きっと 人生は楽になるし、深まるし、豊かで楽しくなるんじゃないかな、と思います。