NHK朝ドラ『ばけばけ』の最終回をさっき観ました。
午前中は所用で外出する予定だったので、「もし、浸りたい余韻があるといけないから・・・」と思い、あえて帰宅してから録画で。(よかった・・・、やっぱり泣いたので。)
私はこの半年間のドラマを、ずっと誤解して観ていました。
『KWAIDAN (怪談) 』を世に出すまでのことを描いているのだとばかり思っていたのです。
だから最終週、「あれ? これじゃあ描き切れないでしょうに・・・」「割く時間の配分を間違えた?」と首を傾げる思いになっていました。ヘブン先生も最後の3話を残して亡くなってしまったので余計に、どう終える気なんだろう・・・などと心配になったりして。
そしたら今朝の最終回です。
そうか、このドラマは、トキが八雲との回顧録『思ひ出の記』を書くまでを描いたお話だったのか・・・!私たちは半年間、『思ひ出の記』に記されることになるトキとヘブンの毎日を見ていたのか・・・!と気づかされて「うっ!」となったところで、ハンバートハンバート『笑ったり転んだり』・・・。なるほどぉと感心しながら涙しました。
ヘブン先生が亡くなった後、トキは、自分がヘブンを縛り付けていた、彼の人生の最期を台無しにしてしまった、と落ち込み悲嘆にくれてますが、回顧録のために思い出を言葉にして振り返り始めると、少しずつ、ヘブンと出会って夫婦になり家族をつくり歩いてきた暮らしの中の そこここに、お互いへの愛が満ちていたこと、それが「たわいのないスバラシの毎日」であったことに気づくことになりました。
主題歌『笑ったり転んだり』と、タイトルバックのヘブンとトキ 二人の写真(川島小鳥さんの作品ですね)の数々も素晴らしくて大好きでした。
そうでした。『笑ったり転んだり』は「毎日難儀なことばかり」で「日に日に世界が悪くなる」かもしれないけれど、「君とふたり歩くだけ」「今夜も散歩しましょうか」と歌うテーマ曲だったんですよね。
「たわいのないスバラシの日々」を一貫して描いたドラマを見せてもらった半年だったのだなと気づかされ、なんと愛しい! なんと尊い・・・!と胸いっぱいになった最終回でした。
