私の下の妹(50歳)は、ストレス耐性が 超低い人です。
何か衝撃を受けたり気懸かりなことが起きたとき、顔や態度に出さずに受けとめたり対処したりすることができません。
分かり易く反応し、表現します。
また、”閉店ガラガラ” が早いです。頻繁にシャッターを降ろします。
これは、心の容れ物が小さいことを知っている本人が、あれこれ苦労しながら編み出した、心身をできるだけ穏やかに保つ方法なのだと思います。
正直もうちょっと頑張れないもんかね?と思うときはあるのですが(笑)、とにかく用心深く自分の心の余裕、空き容量を保つことを怠りなくやるんですね。
そして、末っ子の特権といいますか、皆から「ま、いっか」「それがMちゃん」「Mには言わないでおこう」というふうに気遣われ、許され、配慮されてきました。
無理をせず、諦めるのも早いのですが、とにかく安全第一、平和が一番、を貫き、
コンパクトながら整った生活を送っていて、その徹底ぶりは、すごいなと思います。
基本的に、人は自分の器のサイズを、大きくすることはできません。
もちろん、生きていくうちに様々な経験を通して、その容量を拡大していく…ということはありますが、持って生まれているところに依る部分が、やはり大きいです。
子どものときから “器の大きさ” を感じさせる子はいて、その子は大抵「でっかい人」になっていくし、私の妹のように「コンパクトサイズ」の人もいます。
これは、大きい方が良い、小さいのはダメ、という話ではありません。
“そういうサイズだ” ということです。
だから、そう考えると、無理をして自分の器にギュウギュウにモノを詰めようとするより、中身をこまめに点検したり捨てたりして、個々の器に応じた最適な空きスペースを作ることを習慣にした方がいいですね。
あなたの器は、大きいですか? 小さい方ですか?
空き容量は十分にあり、快適ですか?
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