先月、今まで通っていた美容室の美容師さんが独立して去っていってしまったので、新しいお店を探すことにして、ネット検索で選んだサロンに行ってみました。
ネットに載っている情報(お顔の画像と短い文章)から判断して選んだスタイリストさんでしたが、行ってみたら、技術も、接した雰囲気も、お店の心地よさも申し分なかったので、リピートを決めて帰ってきました。
私にとって美容院って、白髪を染める都合で3週間に一度通って数時間過ごすところになるので、なかなか大事なのです。美容師さんも、なんていうか、間合いのおかしい人というか距離感や空気感がよくない人はイヤで・・・。
初めて行ってきた数日後、自宅ポストに、その美容師さんからお礼のハガキが届いていたのですが、見たらもう1葉、同じハガキが・・・
カタチだけのお礼ハガキだろうから、同じものを2通送ってきちゃった?と一瞬思ったのですが、ちゃんと見たら違うことが書いてある、消印も1日違いになっている・・・
これ、1通普通に来店のお礼と今度また宜しくお願いします、と書いて出したタイミングで、私から次回のネット予約を知り、慌ててもう1通、書いたものなのでした。
1通目のハガキにも、型通りの文章だけではなく、私へのメッセージがちゃんと書かれていましたが、追って出した2通目には、再予約をもらったことの嬉しさやヤル気が素直に綴られていて、愛らしいわぁと温かい気持ちになりました。
私は、モノが宿しているエネルギーを感知するのが得意ですが、手書きのハガキなどというものからは、ほんとにいろいろ、感じ取ってしまいます。
お礼ハガキを書いて出すことが決まりになってるから、ということで定型文を何の気持ちも無く淡々と(あるいは「やれやれ…」と思いながら)書いたとしたら、いくら文面が丁寧でも達筆でも、気持ちの無さがしっかり伝わって来てしまうから心地悪いし、
逆に、今回の彼のハガキみたいに、達筆でなくても(失礼><)一生懸命書いて伝えようとしてくれたものからは、それをちゃんと受け取ります。
ハガキが嬉しくても肝心の美容師技術の方がダメだったら通いませんけど、その2通のハガキに込めてくれたものを信頼できたし嬉しかったから、私はその美容師青年のところへずっと通い続けようという思いを強くしました。
「縁」ってそうやって繋げて育てていくんだと思います。
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