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自分のことを大切に扱ってくれない人からは離れる

小さい頃に、自分は大切な存在なんだということを当たり前のこととして学べた人はいいです。
でも、そうじゃない人(・・・自分はお父さんお母さんに大切にされていない・・・ということを 味わいながら大きくなってしまった人)というのは、後々まで、自分という存在に自信が持てず、様々な形の生きづらさを抱えていくことになりがちです。

子どもには「僕は私はなんでも出来るもん」という万能感、全能感というのがありますが、悪いことのほうも、なんでもかんでも「自分のせいなんだ」と思ってしまうというところもあります。
両親がいつも喧嘩していることも、お母さんが怒った顔をしていることも悲しんでいるのも、たとえば天災に見舞われたことすらも、全部「僕のせい」「私が悪いんだ」と考えてしまう・・・。

子どもは無力で、居場所が家以外にありません。お父さん、お母さんに「見捨てられたらお終いだ」と思ってます。
だから、そういう不安の強い子ほど、本当に必死になって、嫌われないように、褒められるように、喜ばれるように、一生懸命努力したことでしょう。

自分の気持ちより相手の気持ち。自分を犠牲にしても、相手を大切に。

・・・で、見事に身についてしまっているそういう「人との付き合い方」、これを修正できないでいると・・・
どこかのタイミングで『自分は、誰からも大切にされない』ということを思い知ることになります。

 

★★★

 

両親、友達、会社の同僚、恋人、結婚相手、義理の家族・・・
私が出会った人は、私を大切に扱わない人ばかりでした。
心理的に「ここが自分の居場所なんだ」と安堵したことが一度もありません。
この、つらい孤独な人生を、どうにかしたいです。

そうおっしゃった方がありました。

その方は、お話するうちにご自分でいろいろなことに気づかれて、
「私は私を大切に扱わない人から離れる」
「まずは、私は私のことを大切に扱う」
そう宣言して、あとは練習! ということを約束されました。

“無力な子ども” だった時は仕方がないけれど、もう大人。
自分のことを大切にしてくれない人と、いつまでも一緒にいることはないです、一緒にいちゃだめです。
人のことを粗末にしか扱えない、大事にできない・・・、これはその人たちのレベルですから、仕方がないのです。そうそう変わらない。
そういう人たちからは離れる、と決めると同時に、自分も自分を大事にして来なかったよね、って気づいて、リニューアルです。

いきなり、自分ひとりをとびきり大切にしてくれる特別な誰か(親友とか恋人とか)に出会おうと思わずに、
まずは、人のことも自分のことも尊重するのは当たり前、という人たちと出会っていくことですね。

そんな人がいるものか? いるとは思えない?
今までいた世界では出会えなかったかもしれないけど、いるものです。

自分は自分を大切にする。そう決めたあなたが心地よく居られる場所にいる人たちは、きっとあなたを大切にします。
何か習い事でも、趣味の集いでも、インターネット経由でもいいと思いますから、あんまり気張らず気軽に、「こんにちはぁ」とドアをノックしてみてほしいと思います。

自分は自分のことを大切にしてくれない人からは離れる。別の場所へ移動する。
自分のことを大切にしながら「移動」を繰り返し、自分のことを幸せにしていく。
どうぞ、そういう人生を☆

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コメント

    • ばーど
    • 2019年 12月 23日

    自分を大切にする

    とても難しく、理解が出来ないできました。

    旦那からモラハラ的な扱いを受けて一度別居したものの、どうしてももう一度やり直せないか試してみたくて、戻ってみたけれど、、、

    モラハラ的な扱いはなくなりましたが、
    仏教の教え?のようなものに取りつかれた旦那は、
    ベジタリアンになり、瞑想を繰り返すようになっていました。

    すべての欲望を捨て、真の愛と安らぎを得るらしい道だそうです。

    それを目指すなら、一緒に歩もう、と言ってきました。

    それを目指すことは、、、私は無理です。

    私は、単純にモラハラ的な扱いをやめて、
    仲良く楽しく過ごしていきたかっただけです。 

    結局旦那は、自分のことだけでした。

    私を大事にしない人とは離れます。

    私の気持ちを考えてくれない人とは離れます。

    悲しいけど、寂しいけど、離れます。

    自分を生きる道をいきます。

    後押しをしてもらったようなブログ内容でした。

    ありがとうございます。

      • satoya87ginza@gmail.com
      • 2019年 12月 24日

      ばーどさん、コメントありがとうございます。
      縁あって一緒になった人と離れるという決断をするのは容易なお話ではなかったかと思いますが、違和感や悲しさや寂しさにくるまれていた「大切な私」の声を聴きとって応えたというのは、とても尊いことですね。
      どうぞこれからも、ご自分と一緒に、ご自分を大切に、思った通りに歩いて行ってくださいね。
      ありがとうございました。

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