『アナと雪の女王』が日本で公開されたのは2014年だそうですが(もう6年経っていたとは・・・)、
劇中曲『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』、当時街中で聞かれました。大人も子どもも、みんなが口ずさんでいましたっけ。
「♪ありのままの姿見せるのよ」
「♪ありのままの自分になるの」
あの頃は、カウンセリングの場でも「ありのままの私」という言葉を使われた方がたくさんいらっしゃいました。
ありのままの私って、どんな私だろう・・・。
ありのままの私で生きたいです・・・。
★
この間、大きな転機を迎えた(・・・迎えた、というより、ご自身で転機を作り出した)お客様が「ありのままの私」のお話をされるのを伺っていて、思ったことがあります。
それは、「ありのままの私でいい」「ありのままの自分になる」というのは「いまのままの私でいい」ということとは違う、ということでした。
いまのままの私でいよう、と思っている限り、ありのままの私(=本当の私)には出会えないのだろうな、とも。
本当の “ありのままの私” って、じつは自分が思っているような、思い込んでいるような、小ぢんまりした “いまの自分” ではなくて、もっとずっと大きな私なのだと思うのですね。
ありのままの自分で生きたい、とよく言っていたその人は、いろいろなことを試みるもうまくいかなくて、八方塞がりに苦しんだり、もうどうにもならない気がする、と伏せたこともあったのですが、
あるとき、えいっ!と気合を入れて、着てるもの脱いだり持ち物捨てたりして身軽になったとき(もう、やけっぱち)、清々しさと共に「ありのままの私」を知ったようだったんです。
そしてそれは、その人ご自身の想像を超えた、「はじめまして」なご自分だったんです。
そうか、そういうことなのか、と感じ入ってしまいました。
「ありのままの私」に出会う、というのは、なかなか大変なこと。
でも、思い出すんだ、そこへ立ち返るんだ、という意思を持ち続けていたら、必ず叶う・・・。
生きている限り、何度でも・・・だなぁ、そんなふうにやっていきたいものだだなぁ、と思いました。
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