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〈みんなの本がやってきた〉

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昨日おとといは「ほぼ 読書しかしなかった 土日」でした。
読みかけだった心理系の本と『ある男』(著・平野啓一郎)2冊を読み終え、さらに平野氏の新刊『本心』を一気に読みました。
久々に没頭。どっぷり “入り込んで” 読みました。とても面白かった。

17日(土)の朝日新聞「天声人語」はこんなお話でした。

かつて広島県に「ひまわり」という図書館船があった。1962年に運航を始め81年に引退するまで、県内の19の島々をめぐって、書籍に接したいという人々の願いに応えた。
役目を終えた後も住民らの保存運動によって解体を免れ保管され、この度「ふね遺産」に選ばれた。
船に捧げられた歌〈レモン畑のおじさんも 赤ちゃん抱いた母さんも みんなの本がやってきた〉…を 島で聴き、船に乗り込んでみたという筆者は「桟橋で本を待った子どもたちの歓声が聞こえるような気がした」……文章をそう結んでいました。

かつて島の人たちは、船が島に着くのを楽しみに待ち、船が接岸している40分の間に、本を選んだのだそうです。
桟橋で本の到着を待ち、船に乗り込んで本を選ぶ 大人たち、子どもたちの様子を想像して、ちょっと胸が熱くなりました。

手に取った本を開くワクワク。
そこにある物語に出会う喜び。
その体験の素晴らしさを思います。

読書は楽しい、を久々に味わった この土日でした。

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