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逃げていい

今週は「逃げる」ことについてのお話が、2件ありました。
いずれも、ご自分を悩ませる人、環境から、「私はまた逃げてしまうのか」「逃げてしまっていいものか」・・・というお話でした。

お話を伺っていて感じたのは、ひとつは、分からない人(たぶん一生)、交わりようのない人ってのは いる、ということ。
それから、「逃げる」ことは悪いことだなんて、思う必要はない、ということでした。

思うに、逃げないで闘った方がいいのは、それが自身にとって価値がある場合で、自分が持っているはずの目的のために、この課題はこなしておこう、勝っておこうと自発的にに思えた時で、つまり逃げずにそこで何かをすることが、自分にとって良いこと(大事な気づきとかまたとない学びとか、あとで宝になるに違いないと思えることとか・・・)がある時だけなんだと・・・。

その相手との関わりを断っても断たなくても、そこを去っても去らなくても、どちらでもいいんだけど、「こういうのはもう十分」「うんざりだ」と感じたなら、たぶん “逃げずに” 留まることの方が、じつは自分にとっては「害」です。
だから、我慢したり 気持ちのやりくりをしたりしていないで、いま以上に疲弊させられてガス欠になってしまう前に、さっさと逃げてしまえばいいんだと思います。

もちろん、私はいつもお伝えしますが、無駄無意味な出会いってありません、必ず出会った意味があり、不快さや苦しさを体験したら(同じようなことが繰り返されているなら特に)自分の課題には気づいた方がいいです。

でも、甲斐のないことってありますね。
《大きな船》にはほんとにいろんな人が乗っていて、理解しようもない人っている。その船の上では、みんなそれぞれに学んでいる(学んでいそうもない人も、いっこの人生をかけて、何か学んでいる)・・・から、もう仕方がないのです。
だからそう思って、自分の「これから」を最優先に、”自分が喜ぶこと” ができる場所へ、さっさと逃げてしまえばいいのだと思います。

お話を伺ったお客様はいずれも40代の方でしたが、これから歳をとるにつれ、純粋に自分にとって必要なことってのを選びにくくなり、動きも鈍くなっていきます。まぁ此処でもいいか…って妥協しようとしたり、結局 此処しかないんだわ、なんて合理化したりし始めちゃう。

だから、「さっさと、逃げてしまいましょう」「誤魔化すのはダメだけど逃げるのはOK」。そういうお話でした。

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