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攻撃する対象の置き換え

なにもそこまで怒らなくても・・・、という激しい怒りを表現する人がいます。
なぜそこでキレちゃうのかなぁ・・・と、見ていて困惑してしまうほどの・・・。

たとえば、
子ども同士の喧嘩なのに、学校へ乗り込み教員を責め話を大きくしてしまったり、
仕事で失敗した部下を、顔を真っ赤にして大きな声で怒鳴りつけたり、
行き届かなかった店員に対して、大衆の面前で下品な言葉や態度で罵倒し謝罪を求めたり・・・

場違いだったり度が過ぎていたりする怒りは大抵、本当は その時の その相手に向けられたものではありません。
刺激になりトリガーになっただけで。

でもこれは本人にはわかりません。
「だってこの人が悪い」 「私は正しい」 と言います。

人は、怒りを感じて反発したい、やり返したいと思っても、その相手に攻撃性を向けることが安全じゃないと思ったら、一旦自分の中に収めて抑圧します。

で、その抑圧しておいた怒りは、抱え持っていると苦しいですから、攻撃しても構わないと思う相手(…それは、自分より弱い存在の人になりますね…)に攻撃していい理由が出来たら、チャンスとばかりに攻撃するのですね。

 

 

子ども時代、常に強い圧をかけてくる怖い親の元に育った・・・、気持ちを自由に表現することが許されていなかった・・・などという場合は、それこそ “積年の” 怒り、恨みといった強い感情が相当溜まっていますから、その状態に慣れているとはいえ、相当苦しいはずなんですよね。

だから、攻撃していい人、攻撃していい場面の出現を、狙ってるわけです。
無意識ですが、楽になりたいから。

でも、この「攻撃対象の置き換え」には、気づいた方がいいです。
自分の怒りを、弱い立場、弱い存在の人に向ける(八つ当たりをする)のをやめないと。

その時その場で言い返せなかった分、やり返せなかった分は、安全なやり方で解放していく。
つけてしまった “溜め癖” を返上していくための訓練をする。

これ、お勧めします。

繰り返しキレている、キレてスッキリするのはその時だけで結局いつもイライラしている、なんとかしたいけどどうしたらよいのか・・・

・・・という方、ご相談ください。お手伝いできます花

 

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