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「過去の恋人たちと上手くいかなかったわけ」から探る

お客様が、セッションの終盤に突然、「過去の恋人たちを振り返ってみようかな・・・」とおっしゃいました。
(以下、許可をいただきご紹介します。)

よくお聞きすればそれは、

自分には子どもの頃、郷家の言う、その時その場で感じ切るべきだった「未完の感情」というのがたくさんあるのだと思うが、それらは、普段は遠い昔の事として忘れてしまっていて、”解決済” になっている。
でもそれは、本当はそうではない のはわかる。
自分は自分の幼稚な感情を、大人になってから関わった人たちに、度々ぶつけてきてしまった。
そして、そのせいで、たくさんの人間関係を壊してきてしまった。
そのことに最近気づいて、凹んでいた。

特に、つきあって、後に別れた恋人たちを想うと、どの男も、悪い人やダメな人ではなかった。当時は、自分ではなく相手が悪いせいだ、と思っていたけれど そうではなくて、自分のほうが、ことごとく壊したのだと思う。
何かと言うと突っかかってみせたり、気持ちを試すような行動をしたり、束縛したり、甘えすぎたり、逆にマウントを取ろうと酷いことをしたり・・・、とにかく、私のほうに問題があった。

でも、それがわかっても、じゃあどうしたら心に押し込めていて自分の人生を重暗くしている感情を解放するということが出来るかと考えていたのだけれど、正直、難しく感じていた。
だから、「過去の恋人たちとの交際を思い出し、上手くいかなかったわけを考えてみる」「諍いを起こしたり勝手に辛くなったときの自分の気持ちを辿ってみる」というのは どうかと思って・・・。

と、そういうことでした。

それは名案ですね、と私は言いました。

大人になってからの、うまくいかない/悩ましい 全ての人間関係には、見ようと思ったら必ず、自分の未解決問題を見出せるものですが、特に「恋人関係」は蜜で濃い人間関係ですから、探れば “大きな気づき” に出会えるものです。

過去の恋人たちとのあれこれ。上手くいかなかった原因。
それを「相手に問題があった」「相性が悪かった」ということで終わりにせず、自分がどんなものを投げつけてばかりいたからうまくいかなかったのか、そうしてしまった自分はどんな思いを溢れさせてしまっていたのか、それってインナーチャイルドが泣いていた、ゴネていた、拗ねてしまった・・・ということではないのか、本当はどうしてほしいと思っていたのか・・・と考えてみる・・・。

勇気ある、自分に対して愛のある、素敵な取り組みだと思いました。
やってみたら必ず、さらに強くて優しい、新しい自分になっていることと思います。
これから暫く、私が聞き役となり、語ってもらうことで、気づきや癒しがもたらされるよう丁寧にセッションしていくことにしました。

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