「幸せな家庭」というところに居たことがなくて、不満や怒りを原動力にして頑張ってきた、という人が、こんなことをおっしゃいました。
自分は相当な “頑張り屋” だったと思う。
でもそれは、幸せではなかったから「なにくそっ!」と頑張れたのだと思っていた。
幸せになってしまったら、きっと甘ったれるし堕落してしまうだろうし、きっと頑張れないダメな人間になってしまう、と思っていた。
でも、内心は恐ろしかったけれど思い切って結婚して、思いがけず幸せな家庭を “持ってしまった”。
どうなることかと思ったけれど、以前より頑張れないどころか、幸せじゃなかった頃の10倍は、頑張れるようになった。
・・・とても驚いているとのことでしたが、実感のこもった貴重なお話でした。
不満や怒りや、ときには復讐心などを原動力に頑張っている人というのは、見ていると、トゲトゲしていたり、飛ばしてくる火の粉が熱かったり、ちょっと近寄りたくない雰囲気を持っていたししますね。どこか苦しげですし。
一方、愛したり愛されたり、誰かと温かい繋がりを持っている人が頑張ろうとするときは、湧いてきて使うことができるエネルギーが無尽蔵、というかんじです。見ていても微笑ましかったり、こちらまで力を貰ったり・・・。
「頑張る」にはやはり、動機と目的だなぁと思ったお話でした。とても嬉しかったです。
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