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そのことで泣けなくてもいい

*銀座ルームでの対面セッションを再開します*
7月21日(水)より 休止してまいりました対面セッションを、10月11日(月)より再開します。現在は感染状況が落ち着いており緊急事態宣言が今月末で解除されること、私自身が10月初旬にワクチン接種(2回)を済ませることによります。
これまでオンライン・セッションやメール相談にお振替くださっていた方、また、新規でお問い合わせくだり対面再開を待っていてくださっていた方、お待たせしました。
タイミングの合う方は、どうぞお申込みください。お待ちしております。

「そのことについては、まだモヤモヤしていて、泣ければいいんでしょうけど泣けなくて・・・」
ということをおっしゃる方がいます。
まだその問題が直視できない、解いていくのは難しく感じる、整理するのはまだ先になる気がしている…というような時でしょうか…。
それでも、泣けたらいいのに…、なんとなく泣きたい…、と感じる。

そういうときは、”そのこと” で泣けなくても、別なことで「とにかく泣こう」としてみるといいと思います。
別の清算済みの出来事を丁寧に思い出して浸ったり、思いっきり悲しい映画や本の中にどっぷり入り込んだり…。

「泣く」ことの効用はいろいろとありますね。
泣くことで、ストレスホルモンといわれるコルチゾールという物質を排出してスッキリすることができますし、副交感神経が優位になりますからリラックスし安眠する効果を得られます。「泣きすぎて疲れた」という経験は私もしたことがありますが、それによって心地よい疲労感を得られますね。泣くことで精神の安定や安心感が増し、また頭がすっきりして直観力も上がる…というのは、泣くことで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが増すから、ということが分かっています。また、涙にはエンドルフィンという物質が含まれていますが、これは、痛みを鎮めると言われています。

カウンセリングの中でも、どんどん泣いていただきたいと思います。
「泣きに来ました」という方もいらっしゃいますが、泣くのは恥ずかしい、泣いちゃダメだ、と思ってしまう方、様々な思いを抑圧し、たくさん我慢して過ごし、泣きそびれている方は、カウンセリングルームの安心な場所の中、”変なタイミング” でも本題と逸れたお話の中でも、どどんどん泣いてしまおうと決めて、遠慮なく泣いていただきたいです。
そうして、ご自身の辛さを癒していくには涙が大活躍するのだ、泣くのは大事なんだ、と、実感していただきたいと思います。

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