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時計のリーディング

以前通っていた透視のスクールで習ったリーディングのひとつの手法に「時計のリーディング」というものがありました。
人として全く未発達、未熟な状態を「0時」、悟りを得てもう “上がり” に至った状態を「12時」とする12時間制で読むのですが、これは習って使えるようになってみると、便利なものでした。

12時間はざっと4分割して読むのですが、
1ブロック目(0時~3時)の人というのは最も幼い状態。生存すること、せいぜい衣食住を満たすことだけを欲する状態です。
2ブロック目(3時過ぎ~6時)は、生存する力を持ち始め、知識をつけ物を持つことができていますが、まだ精神性という意味では未発達で眠っており、自分の外側にある物、人や情報に振り回され、己を発見できていない状態です。
3ブロック目(6時過ぎ~9時)は、全ては自分の中にあることに目覚め、真の自己を自分の内側を追求し発見しよう、自分を生きようという意識を持って生きている状態です。
そして4ブロック目(9時過ぎ~12時)になると、覚醒の進んだ状態で、己の神(神といってももちろん宗教的な意味ではなく)と繋がって、愛に生きている状態、存在が愛そのもの…という状態に近づきます。12時に近い人はもう、地球人として生まれてくることもない「上がり」の一歩手前の人ですね。滅多に会えるものではないですが…。

スクールでは生徒同士で、またはお招きするお客様(リーディングの練習台になっていただくゲスト)に対して、この「時計のリーディング」の練習をしたものでした、他の技法とともに。

立派そうなことを言う、意識の高そうな人でも、時計の時間が早いこともあれば、まだ若い人のなかにも「すでに分かっていて悟りつつある人なんだな…」と判る、時計の時間の進んだ人もいました、「若いのに8時過ぎてる!」と驚いたこともありました。

予想がつくかと思うのですが、たとえば、 “立派そうな宗教指導者” の時計の時刻がまだ4時くらいのこともあるし、”何も難しいことなんて知らないよ、と言う、60年間毎日お豆腐を作り続けているお豆腐屋さん” の時計の時刻が、10時くらいであることもあるのです。
ほんとに、外見や職業や振舞いでは、その人の精神性、霊性の発達は判断できないものだと、当時思い知ったものです。

そしてその時計のリーディングを習って以来は、人を見るとき「この人の時刻はどれくらいなんだろう…」と、こっそり読ませてもらったりするようになりました。これはとても楽。話が早い(嬉)というときもあれば、こりゃダメだ伝わるはずがない、と早々に諦められるおかげで心穏やかに過ごすことができたりしますので。
「高名な先生だから」「学もありお金も持っている成功者だから」あるいは「自分を育ててくれた親だから」時計の時間が進んでいるわけじゃない、ということです。

時計のリーディングそのものは知らなくても、そういう視点で人をちゃんと見られる、というのは大事ですね。
また、自分の時計の時間を、生きているうちに少しでも進められるよう、よい体験を積んでいきたいと思います。
生まれて来た、というのは、それを望んだはずだから です、忘れてしまっていますけれど。

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