いまプライベートで、ちょっと困ったなぁ…と考えてしまうことが起きています。困っているのは、この件には自分が大切にしたい人とそうではない人の両方が関わっていて、私に、解消できずにいる葛藤があるせい、要は “スパッと切れない” からなのですが…。

でも、昔の自分と違うのは、こういう困ってしまったとき、とにかく自分はどうしたいのか、どう生きたいのか、を度々自分に問うことを怠らないようになったことです、さすがにね、還暦過ぎましたし。

世間体とか常識とか義理とかしがらみとか･･･、纏わりついて自分の判断を鈍らせるものは、なくはないのです。
だけど、あるとき決めて、守ることにしたことがありまして。
それは、以前このブログにも書いたと思いますが、「自分を大事にしない人のことを大事にしようとしない」、そのことに罪悪感を持ったりしない、ということです。

来室されるお客様にも自己評価、自尊心が低い方は多くて（それはそうですね、自分のどこが悪いんだ!? って人は相談室など利用しませんね）、そういう人たちは、誰のことでも大事にしなくちゃと思いがちです。苦しみも多いです。
あなたをそんなふうに蔑ろにしたり雑に扱ったりする人のことは、大事に出来なくて当然、自分を大事にしましょうよ、とお話ししても、そんなふうに考えていいんだろうか、そんなことしたら申し訳ないんじゃないか、もう少し頑張ってみられるんじゃないか…って考えてしまうのですが、これはもうほんとに「いいんです、それで！」なのです。
だいたい、そういう相手を大事にしようとしてあれこれ心を尽くして、それは相手に伝わりましたか？ 甲斐はありましたか？ 報われましたか？…という話で。

自分の外側にあるものに則ろう従おうと思うことはないですね。ほかならぬ自分自身に聞かなくちゃだめですよね。

大切にしたい人のことはちゃんと大切にする、そうじゃない人には無理せず「ごめんなさい」を言って（言わなくても…）離れる。断つ。

人って、人から大切にされると幸せを感じるようにできているんですよね。
だから、誰かから大切にされて幸せだなぁって実感する体験をなるべくして、自分もまた、大切な人をちゃんと大切にして、その人が あぁ大切にされて嬉しいな、幸せだなぁと感じて･･･、そういう交流、そういう連鎖が作っていくはずの世界に居ればいいのだと思います。私は、それでいい、それがいい、と思っています。

ということで、私の困り事も、近く、自分の決め事に則って動いて、解決するつもりです。