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お母さんが自分自身の人生に熱心になること【お客様のおたより】

郷家先生、先日はありがとうございました。3度目のカウンセリングは随分とリラックスしてたくさんお話できました。
先生が私の拙い話を親身になって聞いてくださるものですから、私は普段誰にも言えないようなことを、どんどん打ち明けてしまっている気がします。また、初めはピンと来なかった「息子の問題ではなくてお母さん自身のこと」というのが、だんだんと理解できるようになっています。私は私自身のことなど、考えようと思ったことがなかったと思いました。
そして嬉しい誤算ですが、どれだけ努力しても変わらなかった息子に、少しずつですが変化が出ています。
これは私が、コミュニケーションが言葉によるものだけでないということや、怠けているようにしか見えない息子も精一杯なのだということを理解できたときからの変化だと思っているのですが、そう思えるようになったのは、自分が先生という味方そして理解者を得た気になって、自分のことを考えられるようになったおかげと思っています。本当に有難うございます。
これからも引き続き、私は私のことをやっていく(息子のことは最低限のことだけして、あとは、どのようになってもいいよ、という気持ちでそっとしておく)ことにしようと思っています。次回もよろしくお願いいたします。

許可を頂きご紹介しました。

Cさん(40代女性)、高校生の息子さんについてのご相談でいらっしゃいました。
年頃の子どもが “正しくない” (自分の望まない)状態になり、しかもコミュニケーションが取れなくなった…となると、お母さんは心配ですし焦りますし、なんとか状態を好転させようとして、あの手この手を繰り出して懸命な働きかけをしますね。私自身にもそんな時期がありました。

でも、親の必死な働きかけ…というのは大抵、功を奏することはないし、逆に子どもを追い詰めてしまうことになりがちです。
子どもは、人と大きくズレてしまった孤独な状況を、自分自身もまずいと思っているし、親の思いも理解していることも多い。でも、どう動いてもダメだろうなと感じているから、”何もしない” “できない” でいるんですよね。
怠けてなんかいないんですよね、怠けて見えても、それを一生懸命やっているわけです。

誰かに相談しても、適当なアドバイスをしますよね。どこどこへ行って相談するといい、とか、甘やかして家の居心地をよくしているから駄目なんだ、とか、とにかく早く解決しなくちゃと思わされます。

しかし、年頃になった子どもが “問題” を起こしているとき、もちろん、親がやってやれることが有ることもありますが、それよりも、親自身が自分の人生を幸せに営んでいるかどうかが大きいです。
これはたくさんの方のケースを見てきて、実感、確信、していることです。

前にも書いていることですが、子どもは、親のために問題を起こす、というところがあります。親のために病気をする、ということもあります。「親(特に母親)の問題の肩代わり」は少なくありません。

だからとにかく、子どもがこうで困る、子どものせいで具合が悪い、子どもさえ元気で笑っていてくれたら私だって・・・というときには、「子どものために…」「子どものせいで…」と考えるのはやめて、お母さん自身が健やかでご機嫌で、幸せでいることにエネルギーを使うようにした方がよいです。
お母さんが自分の問題に気づいていなかったり、気づいていても棚上げしてとぼけていたりするなら、子どもだけは幸せになってほしいと願ったところで、それは難しいでしょう。

Cさんはそのあたりについて心当たりがあるとおっしゃいました。そして、ちゃんと決意し行動に移されたことがありました。
お母さんのそういう変化は、子どもはちゃんと感じ取っているはずです。
少し時間はかかるかもしれませんが、息子さんには必ず良い変化があるでしょう。

皆さんにお伝えしていますが・・・
どうかご自分に熱心に☆
それに尽きるのです。

Cさん、次回また、続きのお話聴かせてくださいませ。お待ちしています。

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