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急がず偽らず、なんであれ やりきる

「あの人には負けたくない」「自分の方が優れてることを証明したい」「周囲の称賛を浴びたい」「すごい人だと思われたい」・・・・・・
そういう気持ちって、多くの人が持っていると思います。

私も、今でこそ そういう気持ちは無くなりましたが、若い頃は、そういうことがすごく大事で、とにかくいつも戦っていたように思います。
根底には「こんな私じゃダメなんだ」があったので、いつも怯えていたし、いつも苦しかったです。

でもこれらの思いは、ダメなもの、無駄なものだから、手放した方がいい、ということではありません。

なんか、モノの本にそう書いてあった、とか、精神世界系のセミナーで先生が言ってた、とか、そういうことで頭で理解して、”もう そんなものは望んでいない私” になると決めても、手放せるものではないです。

だってそれらのこと(他者に勝つとか他者より優れているとか他者に称賛・尊敬されているとかいうこと)は、その人にとって、とても大きな価値のあるもので、その人が依って立っているところであるはずだからです。

無理ですよね、いきなり気合で進化しようとしても。

だから、無理やり自分の意識を変えてやる!と力んだりせずに、まずは、そういうものが欲しい自分と よく対話をして、その感情や欲求の出どころを、じっくり理解していってほしいと思います。

戦い抜いて結果を出すなり、決着はつかないけど不思議と気が済んだ…というところまで来ると、つまり、やりきる、という体験ができたら初めて、そういう世界にはもう魅力を感じない、そういうことには興味がなくなった、と心から思えて、次の新しい世界の地面に立つことができるのだと思います。

そこはほんとに穏やかで明るくて、自分は自分でいい、という人ばかりがいる場所なので、すごく楽ちんなところなんだけど、そこへ行くことを急ぐことはないんだよなぁ…と、最近ハッキリ思うのです。

せっかく生きてるんですもん、どんな体験も十分に楽しまないと。
見知らぬ世界、まだ見ぬ私…との対面はずっと後でのお楽しみ、でいいです。

それより、今の自分をしっかり使って、今いるところを味わい切りましょう。

「くっそー!」も「やったぜ♪」も「ざんねん…」も、いいじゃないですか。
そういう体験どれもが必要、全てに意味がありますニコニコ

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