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「ずっとひとりぼっちでした」

「ずっとひとりぼっちでした」という告白を、セッションのなかで聞くことがあります。

小さい頃、心理的に「ひとりぼっち」を強いられ、そうしているクセをつけてしまったのかもしれない。
助けてほしくて、繋いでほしくて、伸ばした手に、気づいてもらえなかったり振り払われたりして、やわらかい心が痛い目に遭って、懲りてしまったのかもしれない。

でもその人の「ひとりぼっち」を選んできたことが淋しかったのだ、苦しかったのだ、というお話に、ああ、長いあいだ辛かったのだなぁと、切ない思いになります。

人と関れば、煩わしいことあり、不快なことあり、傷つくことあり…でしょう。
人って、テキトーだったり飽きっぽかったり意地悪だったり嘘吐きだったり忘れんぼだったり矛盾してたりするから、もうほんとわかんない…、もういやだ…、うん、ひとりでいい、って、思うのも無理はないです。
“繋がり” というのも不確かで、「ある」と思っていたのに、そうかもう「ない」のか…と衝撃を受けたり落胆したり。
ならば初めからひとりでいると決めておいた方が なんぼか安らか、かもしれません。

だからってやっぱり人は、誰かに理解されたいし共感されたいし “分けっこ” の喜びを味わいたいんじゃないかと思います。
そんなふうにできていると思います。

だから、心のなかから上がってくる「寂しい」があるなら、そこは放置せずに見てあげてほしい、心は何を求めているんだろう…と、本音を聞いてあげてほしいです。

私も最近、孤独を感じてひりひりっとしていたときに思いがけず話を聞いてもらうことになり、そのおかげで晴れやかになり元気が出た…、という体験をしましたよ。

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