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毎度の反省会

これは仕事柄というより、きっと生来の性格ゆえで、そして、”嵐” の多かった家庭で培ったものだと思うのですが、私は常に、偏った捉え方や極端な行動をしないようにしよう、公正であろう…と、無意識に心掛けているところがあります。
明朗ですが、浅いところを滑らないよう、どっしり沈んでおこう、しっかりアンカー下ろしておこう、みたいなところも。

そのおかげでもちろん、良いこともあります。様々な人の気持ちや考えを、比較的的確に掴むことができたり、「場」のエネルギーのバランスの崩れに気づいて整える…というようなことが得意だったり…。

でも、どうも “バシッと” 言い切るとか、”ガーーッと” 集中的にやり込むとか、”ドドドドッと” 突進するとか…、よほどのことが無い限り、そういうことができなくて(好きではない)、事態(自分にとっての事態)を複雑に混乱させてしまうことが、割とよくあります。
その度に「さっさと見切りをつけてお終いできた話だよな…」「もう少し雑な かわし方 をしても全く問題なかったな…」と後から思います。

昨日は、仕事で関係しているある組織の対応に関して、今思えば「それはおかしいでしょう!」と毅然とした態度を取って然るべきだったのに、あれこれと相手の気持ちやその他の関係者の立場を慮って調整しているうちに 主張するタイミングを逃し、伝え方がヌルくなり、結局伝え損なって、消化不良を起こしました。

数日前には、通販で買った物が不良品だった、しかも販売業者から誠意の感じられない対応をされた、ということがありました。ほんとなら、しっかりと抗議をして対応してもらえばよかったんでしょうけれど、あの方面から情報を取って確認してからにしようとか、この担当者の理解力はこの程度に違いないから、そこに合わせた言い方をしなくちゃな、などと思っていたら、先方を “調子に乗らせて” しまい、”狡さ” を許すことになってしまい、結局、思ったとおりの結果を引き出せませんでした。損をしました。

いずれも、バシッと勢いつけて言い放ってしまってもよかったんだろうな、と後から思いました。

やれやれ。

こんなときは、事の顛末を、自分をよく理解している友人に聴いてもらうことにしています。
窘められたり、代わりに怒ってもらったり、笑い飛ばしてもらったりしながら、心の中で反省会をします。

「次は頑張る!」と誓うのですが…、さて、どうだろう…。

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