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「もっと遅く出会いたかったなぁ…」

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出会って好きになった相手に、既に伴侶がいた…という場合などに、「もっと早く出会いたかった!」という言い方をすることがありますが、
そうじゃなくて、「もっと遅く出会いたかったなぁ…」と別れた後に思ったという恋愛のお話を伺いました。

その人曰く、自分には精神的な課題が多すぎて、自分の中だけで解決するのが難しくて、これまで、友人でも恋人でも親しくなった人には、相手が困るような、あるいは嫌気がさすような いろいろなことをしてきた心当たりがたくさんある、と言うのでした。だから、心のことを学んで、自分はちゃんと大人になりたいと思って・・・、私から見ても本当に感心するくらい真摯に向き合い勉強し、時間をかけて癒しの作業を進めて、大きな変化を遂げていった人でした。

でも、辛抱強く自分を許してくれていた優しい恋人に、自分は甘えすぎていて、そのことに気づいて反省して改めようと思ったときにはもう、彼は随分と心をすり減らしていて疲れていて、自分と付き合っていこうという意思も、失ってしまっていたのだと思う・・・、そういうお話でした。

癒されて心に余裕ができて、以前とは随分と違う「眺め」を得た今になれば、「なぜ自分は、彼のあの言葉の意味が分からなかったんだろう」「自分の要求を叶えてほしい、という無理を押し付けてばかりだった」「どうしてあんな思いやりのない幼稚な振舞いばかりをしてしまったんだろう」という後悔でいっぱい、ということでした。

それで、「もっと遅くに出会いたかった・・・」と・・・。

もう執着じみた未練はない、と言うその人の、それでも「失うには惜しい人だったんです」という言葉には、すごく実感が込められていて、別れた後に、もっと遅くに出会いたかったと言える恋愛というのは、素敵だと思いました。
その出会いによって、我が身を省みて このままじゃだめなんだと思い知って、そして実際に 急速な変化を成していったのですからね。

「もっと遅くに出会いたかった」というのは、今の私ならきっとこんな恋愛ができるなぁ・・・という思い(自信)ゆえの言葉なのだと思います。
そんなふうに言えるほどに変化した “今の自分” を大切に、また新たな出会いをしていってほしい、楽しみにしてほしい、と思いました。

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