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「気の強い同僚女性に当たられてくたくたです」

昨秋、中途入社でサービス業のお仕事に就いたKさん(20代男性)。
誠実で温かい雰囲気の好青年ですが、職場に、仕事は出来るものの気が強く機嫌の悪いときは理不尽なことを次々ぶつけてくる女性がいて、毎日くたくたです…とのこと。

Kさんは繊細で優しいのですが、優し過ぎるし他者とのバウンダリー(境界線)を引くのが上手ではありません。
ご自分のエネルギーフィールド(いわゆるオーラ)のヘリっこが甘いというか緩いというか、そのおかげでいわゆる「とても感じの良い人」として皆に好感を持たれていることと思うのですが(ほんとに、意地の悪いこととか全く考えたことないと思います、そんな人です)、他人の意地悪さには慣れていないようで、「機嫌が悪いと他人に当たり散らす人っているんだ…」とショックを受け、「自分がそのターゲットになってしまっているようだ」ということに まいってしまっているんですね。

・・・いますよね、お仕事できるかもしれないけど、気分の上がり下がりが激しくて、他者への思い遣りに欠け、キツい嫌なものの言い方をする人。
その同僚女性は、「如才なくて、ちゃんと人を見て態度を決めるタイプ」とお見受けしました。
Kさんのような人には大変なことだろうなぁと思ったのですが・・・。

これは先ず、その先輩女性は「精神的にまだ幼い」「そういう未熟な段階の人なんだ」と認識をし直すことでしょう、とお話ししました。
Kさんはとても驚いていましたが、”お仕事できる” からって、年上だからって、自分より大人とは限りません。
“撒き散らしている” 人って、特に職場だと、自分は正しいことを言っていると思っているはずなので、「そういうのダメだよ」「みんな迷惑だよ」などと言ったって聞かないでしょうしね。

そして、そういう体験が多い(強い人から当たられがち‥)というKさんにはこの際、他者との間には上手にバウンダリーを設ける、ということについてお話させてもらいました。

これは、壁を作って拒絶するとか「やられたらやり返す」とかいうことではなく、
自分のエネルギー領域と他人のそれの「違い」を意識する、自分のオーラの中に泥まんじゅう投げつけられたりゴミを捨てられたりしたら、溜めずにその都度ポイッとしっかり廃棄する、
そして、そういう構えでもハートを開いて他者と交流することは出来るということを知って、練習していく、ということでいきましょう、と、少し時間をかけてそのあたりのお勉強をしていくことにしました。カウンセリングを利用しながら。

みんな「まだまだ未熟」なまま社会に出るわけですが、他者とのかかわり方、社交というものを通して成長していきますね。
「上下」とか「優劣」とかの世界で 硬い一方向の動き方しかできない人は、今の時代、そのうち上手くいかなくなって行き詰ると思います。もう、それでうまくいく時代じゃないです。

ただ、自分の変化が相手の変化を促す、ということは結果的にはあるにせよ、「相手が変わってくれること」を狙っても無理です。
「あの人をどうにかしたい」というご相談はときどきありますが…。

職場の話ですから そうそう簡単じゃない、といわれそうですが、やっぱりエネルギー的には「受け止めない。流す」「自分のオーラからはお帰り頂く」が大事です。

「防戦」という意識になってしまうと、自分のことを放置することになるものです。
自分の状態を健やかに保つことを大切にしてほしいと思います。

「その人はその人で、自分は自分で、それぞれのテーマを勉強中」
「出会ったからには、見えないレベルで、教えたり教えられたりしている」
ということですね。

今つらい方は、その原因になっている人の居る場所とは別の「居場所」を持ちましょう。無ければ作りましょう。
違う誰かと話す、好きな何かに没頭する、心地よい自然の中に身を置く…というように。

連休が明けると、世の中のエネルギーが落ち着きます。
元気出していきましょう174.png

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