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イケメンの声掛けが嬉しかった話

昨日は、娘と孫娘(1歳)、そして息子の嫁Mちゃんと、4人で出掛けました。
先日みなで集まって食事をした時に、Mちゃんは旦那さんの、娘は弟の、ホテルマンぶりを見てみたい! ということになり、埼玉の自宅から、都心にある息子の勤務先のホテルへ「お仕事参観」ということで、電車に乗って出掛けました。

私自身の子育て時代を振り返ると、外出には殆んど自家用車を使っていましたので、ベビーカーを押して出掛け電車に乗る・・・という経験はあまりありませんでしたから、今回のお出掛けは、なかなか勉強になりました、大変なことだなぁと思いました。

ときどきネットの記事などで見かけますが、ベビーの泣き声とかベビーカーという物というのは、公衆の場、人の多い場所では疎まれたりあからさまに嫌がられたり・・・ということがあるものなんですね。実際に体験して、なるほどこういう感じなのね・・・と実感できました。

娘は出産後からアメリカに住んでいて、いま一時帰国中ですが、アメリカでは街に出た時にすれ違う人がしょっちゅうベビーに声を掛けてきたり あやしたりしてくるし、ベビーカーでちょっと大変そうにしていたら、ささっと手を貸して助けてくれることを当たり前のようにしてくれる人が必ずいる…というのを体験しているそうなので、「あぁ、日本は、日本人は、冷たいなぁって感じてしまうなぁ」「日本で人んちの赤ちゃんに話しかけたら、それって人によっては “怪しい人” になっちゃうけどね」と言っていました。

なんだか「ご迷惑様です、すみません、すみません」という調子になりがちでしたが、電車の中で、こんなことがありました。

電車のシートに、端っこから「孫を抱いた娘、畳んだベビーカーを持った私、Mちゃん」と座っていたのですが、ぐずり出した孫をあやすために娘が席を立って、座席の無い広めのスペースに移動していました。
その空いた席に、ある駅でひとりの若い男性(20代前半?)が乗って来て、その席に座ったのですが・・・。
私の持っていたベビーカーと、少し離れたところに立っていた娘たちに気づいたその青年、「あっ・・・」と言って私に「すみません、僕、気付かないで座ってしまって・・・」と言って、娘に「どうぞ座ってください」と言って立ち上がろうとしたので、私と娘は同時に「いいんです、いいんです。座っていてください」「娘をあやすために立っていますから」と言って、そのまま座っていてもらいました。
その後、その青年はぽつりと「立ってた方がいいんですね。なるほど、赤ちゃん連れは大変なものですね」と言って微笑んだのですが、爽やかな服装と手に持っていた何か工学系?の専門書と相まって、その青年の姿、眩し過ぎる~☆ となりました。

先に降りることになった私たちが、青年に「ありがとうございました」と頭を下げたら、青年も頭を下げた後、孫にニッコリ手を振ってくれたのですが、「なななななんというイケメン・・・」「あ、眩暈・・・」と呟いたら、娘にもMちゃんにも笑われました。

いや、イケメンはともかく、あんなかんじの青年もいるのだなぁと感心してしまいました。
席を譲ってくれる若者はたくさんいるでしょうが、なんというか、社交性、懐っこさ、賢さを、さりげなく出す青年との遭遇に、和み元気になりました。

ついでに、「おい、政府! 子どもを持とうと思わない若者が、安心して希望を持って子育てできる本気の政策を考えなさいよ!」という思いにもなりました。

 

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