一昨日、昨日は何人かのお客様と 亡くなったryuchellさんの話をしました。メールをくださった方もいました。
有名な人の死によって心がダメージを受ける、ということは ままあるのですが、この度の ryuchellさんが亡くなったという報道には、たくさんの人がショックを受けていることを感じています。私自身もとても悲しい気持ちです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私には、亡くなる人が夢に出てくる、という形で逝去を知るということが、ときどきですが あって、今回も、ryuchellさんが亡くなった日の未明に、ryuchellさんの夢を見ていました。
夢の中のryuchellさんは妖精のようで美しいのだけれど、体が透明過ぎて弱っていて、なんとも言えない哀しさと胸騒ぎがあったので、朝目覚めてベッドの中で、訃報が出ていたりしないだろうな…と思ってネットニュースを確認してしまいました。無かったので安堵していたのですが･･･。

今回「郷家さんはどう感じたんですか？」と聞いて来られた人は皆さん、スピリチュアルな感覚の強い繊細な方たちでしたが、ryuchellさんと pecoさんお二人の、綺麗な心、愛の大きさ、霊性の高さ、それゆえに経験した「人生を賭けて取り組むような難しい課題」に、皆さんなんとなく気づいていると私は感じました。だからきっと、この訃報は、皆さんそれぞれが持つ大切な部分に反応して辛くなってしまったし悲しかったのだと思いました。

私はというと、もちろんryuchellさんが自殺をされたことや 昨年公にした事柄（お二人の苦悩や離婚という決断）を否定的に捉えることは全くないですし、逆に、パートナーをこういう形で失った pecoさんに対して、ありきたりの哀悼の言葉や同情や憐みの気持ちは、抱かないことはないですが 不要なんだろうな、と思っています。
なぜ？と言われても、「お二人のレベルの高さに圧倒されてしまうから」「（ryuchellさんはこの人生から離脱してしまったけれど）お二人の魂の〈旅〉を信じているから」としか答えられないですが･･･。

ryuchellさんの訃報があって以来、人は本当にそれぞれに、異なる目的をもって生まれて来て、異なる望みを持って、異なるテーマ、異なる課題に取り組むものなのだな･･･ということを、しみじみと思い知らされています。
肉体を持った存在としてこの地球に生きる私たちですが、人によってはその肉体と精神の欲求が “ただ普通に一致している” ことが難しい、ということがあって、それはとても辛いことなのでしょう、計り知れないことですが。ryuchellさんがどこかで「覚悟したはずなのに怖くて…」と話していたというのを読みました。大きな葛藤や恐怖と向き合っていたのだろうと思います。

お二人が、新しい形の、たくさんの人から感動され尊敬されるパートナーシップを築いていくところを見たかったなぁという気持ちもありますが、そんなことを勝手に思いながら、顔も知らないたくさんの誰かたちの思いも彼には重圧となっていたのかもしれない、本当に、難しいお題に取り組んでいたのだろうな…と思います。

私は、彼ら…二人の〈愛の人〉の、我々には解らないこれまでの歩みを讃えたいと思いますし、この世界のこちら側とあちら側とに分かれ分かれになってしまったこれからについても、それぞれが順調に進んでいくことを、自分なりの愛をもって心から祈りたいと思います。

＊＊＊

ryuchellさんのお話、そこから考えたことなど、セッションの中でも、メールでも、お聴きしますのでお話しください。