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「大人」の数

人々の様子を、街でテレビでネットで眺めていると、びっくりしたり、がっかりしたり、うーむと唸らされたり、くらっと眩暈がしたり・・・することがあります。
でも、そうなる度に、ちゃんと自分の中心に戻って、自分の感覚や自分の意思を、はっきりさせておかなくては、と思います。

今のようなときは、少し深いところの層に、冷静で安定した自分を置いて、浅い層で対応している自分の受け取っていることや欲求を、ことさらに尊重します。それを容易にするために、いろんなことをシンプルに整えておきたい、とも思います。

私たちは、誰か偉い人の船に、乗せてもらっているわけじゃないんだけどな・・・と、最近思います。
乗っている船は、みんなの船です。
でも、乗っている大半の人が、ぼんやり眠っていて無力・・・となると、強かでズルする人が、しめしめ・・・と 勝手なことをするので、困ったことになります。

だから、乗員の殆んどが、ずっと眠っているとかずっと遊んでいるとか・・・そういう “赤ちゃん” “子ども” ばかりではまずいよね、と思います。
成熟した「大人」の数、「紳士・淑女」の数が必要だと思います。80歳の「子ども」もいるし、15歳の「大人」もいるわけですが・・・。

「ずるい!」とか「許せない!」とか「怖くてたまらない」とか・・・、そういうものが満ちている所には、攻撃や奪い合いが起こりますが、それが収まり健やかさを取り戻す過程には、惜しみなく差し出して穏やかに微笑んでいる「大人」の存在が必要です。

あなたの周りはどうですか? 「大人」は いますか? 「子ども」ばかりでしょうか?
準備の出来た人から、「大人」になっていきたいと思います。

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